2018年2月17日土曜日

Sparkmaker 格安3Dプリンターをレビュー その1

一部で話題になっている格安3DプリンターのSparkmakerがようやく届きました!
まずは簡単にレビューをして、また詳しく記事にしたいと思います。





2月2日に発送され、2月3日には関西国際空港を通っていましたが、届いたのは2月14日。かなり時間がかかりましたね。

届くまでかなりヒヤヒヤしました。


結構大きいダンボールで届きました。自分はOgadgetの方で5種類のレジンセットで購入しましたが、結構早く届いた様ですね。購入当時のレートで、送料込み53000円程度でした。500gのレジン液が5本付属してこの値段は結構安いんじゃないでしょうか?


レジン液5種類セットです。
レジン液は各ボトルによって、用途が違います。
・W 水洗可能なレジン
・N ナイロンに似た強度のもの
・C 金属鋳造に使用出来る、埋没可能なもの
・T ABSに似た強度で壊れにくい
・E ラバー状の柔らかいレジン

こちらの5種類が付属していました。
他にも
・H 300度以上の高温にも耐えるもの
・G スーパークリア
・A 高精度のもの
が販売されているようです。

これらレジンの液に対応して、スライスソフトのパラメーターが設定されているそうなので、公式の物を購入した方が良いかもしれません。公式のマニュアルには理論上400-410nmの波長で硬化する樹脂なら使えるのではないかと記載されています。提供されている樹脂は355-420nmの範囲で硬化するそうです。


一部樹脂が漏れているものがありました......なんてこったい


加えて、着色用の液が付属しています。
タンクに2,3滴加えるだけで結構色がつくので、量としては十分だと思います。
提供されているレジン液がNとA以外はクリアーなので、だいたいは自由に色を付けられますね。


本体ですが、だいたいワイン瓶くらいの高さです。
小型なのは助かります。


筐体自体は、可もなく不可もなくと言った感じです。値段かんがえたらかなりいいほうですね。一部、ネジが緩んでいる部分があるので、自分で止め直した方がいいところもあります。自分の個体は、ACアダプタとコンセント側のケーブルが上手くささらなかった事がちょっと気になりましたが、使用上問題ありません。

早速、セッティングして印刷をしてみました。
レジンは、一番ラクだと推奨されているWを使用し、印刷データは公式ページで提供されているものを使用しました。チェスのコマサイズで印刷に7時間程かかりました。染色液を3滴程入れています。思っていたよりキレイに仕上がりました。



精度については、今回検証していないので詳しいことは言えませんが、中々良さげです。
解像度が低いといった意見がtwitterでありましたが、設定次第で変える事ができます。STLファイルを一度専用のソフトに読み込み、サポートの設定や、サイズの変更を加える事が出来ます。スライスの幅を0.025mm まで設定出来るので、設定次第ではかなりきれいにプリント出来ると予想されます。




そう、Macではスライスソフトが対応していないので注意してください。

また、購入前に準備しておいた方が良いものがいくつかあります。
・無水アルコール液
・SDカード(2GBくらいで十分)
・紫外線ライト
・ヘラ

この辺はあった方が良いと思います。

基本的に、光硬化樹脂を使用する3Dプリンターでは、完成物をエタノールで洗浄し、ブラックライトで完全硬化させるのが定石になっています。もちろん、Sparkmakerのマニュアルでも同じ事が記載されています。水洗可能な樹脂でも、水洗だけでは結構べたつくので、エタノールで軽く洗う方が良いと思います。その後、ブラックライトできちんと硬化させて下さい。ヘラは、台座から完成品をきれいに剥がすのに役立ちます。私の場合、カッターとかで無理にはがして、台座を傷付けてしましました。

以上、Sparkmakerの簡単なレビューでした。
詳しいレビューは近いうちに投稿します。

続きます

1 件のコメント:

  1. レビューありがとうございます。
    公式で買うと到着早いのですね。
    Kickstarterで出資しましたけどつい先日到着したところです。
    普通に買ったほうが早いというのは若干複雑です・・

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