Sparkmaker 格安３Dプリンターをレビュー その3

ようやく、安定して印刷出来るようになってきました！

facebookのフォーラムには色々な情報が毎日アップロードされているので、英語が読める方はそちらを参照して下さい。解像度を上げてプリントクオリティを上げる方法なども紹介されています。

私の環境で安定してプリント出来るようになってきたので、注意点を紹介します。

・まず、Sparkstudioには管理者権限を与えて、毎回ソフトのインストールから始める。

→海外フォーラムで、エラーが出て出力が上手く行かないのは管理者権限の問題だと投稿がありました。また、私の場合は毎回インストールから始めないと以前のスライスがそのまま残っていることが多いです。

・Slice結果の出力後にView Layersで出力結果を確認する。

→絶対確認したほうが良いです。
　古い出力結果が残っている場合がありますので。

・プリントした物が台座にくっついていない

→まず、レジンタンクを外します。
　台座を一番したまで手動で動かして、台座のネジ止め（４箇所）をゆるめます。
　コピー用紙を２枚敷いて台座を圧接しながらネジをとめなおしてキャリブレションします。経験上これは定期的にやったほうが良いと思います。
レジンタンクを戻してプリント開始しましよう！
　プリント開始直後は、プリント物がレジンタンクから剥がれる音がすることを確認して下さい。リフトが持ち上がる際にペリペリと微かな音がします。
これが４回程聞こえたら問題無いと思います。

・大型のものには、他のソフトでサポートを付けたほうが良いかも

これも海外フォーラムからのネタですが、ANYCUBIC Photo Slicerなどでサポートを増設した方が良いかもしれません。
↓からどうぞ

Mac版

Windows64bit版

Windows32bit版

ソフトに読み込んで、サポートを付与し、STL出力します。出力されたSTLデータをそのままSparkStudioで出力すれば良いと思います。

・オススメの出力設定

Thickness　0.05
Layer Thickness  0.050
Exposer Time Per layer  15.00
(これに関しては個体差があるようで、14秒が良いという報告もありますので検討して下さい。当方の環境では14秒だとあまり上手くいきませんでした)
Exposure Strength Grade   225
Bottom Layers Exposure Time  60.00
Lift Distance  3.50
Lift Speed  50.00
Decline Speed  150.00

リフトスピードが速い方がプリント時間が短くなるので良いと思います。
また、当方の環境ではThicknessを0.1にしたところ軸方向の厚みが変になってしまったので0.05を使用しています。フォーラムでも0.05での報告が多いです。

・軸のグリスアップ

初めから使用されているグリスはよくないそうです。軸をティッシュで拭いてから、CRE5-56を挿しなおしました。もっといい方法があったら教えてください。

・その他あると便利なもの

アルコール系の除菌ティッシュとかで手を拭くとベトベトが取れるので素手でレジンを触ってしまった方はこういったものを用意しておくと便利だと思います。